石川県内の観光と言えば近年では金沢市内が一気に人気となりましたが、以前より県内の各温泉も人気を集めています。
特に南加賀地方は小松市から加賀市にかけて多くの温泉があるため、全国から観光客が訪れる場所でもありました。
そんな温泉地の中で今回は山代温泉と山中温泉の方で、着物で散策をテーマにポートレート撮影をしててきました。
まずは山中温泉です。
こちらは温泉街と並行して「鶴仙渓(かくせんけい)」という渓流が流れており、それを生かした散策路が人気となっています。
渓谷を移動するために特徴的な橋も架けられており、上の写真は近年架け替えが行われた「こおろぎ橋」です。
紅葉の名所としても知られるのですが、今はまだ緑の部分が多く、見ごろは11月中旬以降となりそうです。
一方でこちらは近代的な独特の造りをした「あやとり橋」
一転して金属でできており、独特の骨組みが自然の中にいきなり現れます。
あやとり橋から降りていくと、渓流の側を使って川床が設置されています。
こちらは赤い傘が目印です。
川のせせらぎを聞きながら、加賀市出身の料理人・道場六三郎さん監修のロールケーキや加賀棒茶などを楽しめます。
その年の天候にもよりますが、11月末まで開設を予定しているそうです。
続いて山代温泉の方に戻ってきました。
山代温泉街は中心にある「古総湯」を中心に温泉街や商店街があり、とても散策がしやすい街並みになっています。
温泉街の中にはこの地方の温泉の発祥に関係を持つ「薬王院温泉寺」さんをはじめ、寺院や神社も立ち並びます。
また意外なスポットとしては、「あいうえおの小径」というものがあります。
実は山代温泉と五十音図は深い関係があるとされていて、石段に五十音の銅版がはめ込まれた場所があります。
今回は地元・山代温泉の着物屋さんならびに美容師さんにご協力いただき、撮影を行うことができました。
これから北陸新幹線も金沢以西が開通し、南加賀方面への観光もしやすくなるかと思います。
風情がある温泉街で着物での散策や写真撮影もおススメですので、そういったプランづくりもしていければと思っております。
これまで撮影した着物写真の一部
⇒ https://www.masaru-photo.com/kimono