完成した写真から逆算して撮影を組み立てると写真は上手くなる

私はカメラマンの仕事のかたわら、月に数回自主企画の写真教室を開催しています。

その中でたびたび出される質問として「イメージ通りに撮れない」「思ったようないい感じの写真にならない」というものがあります。

原因や解決法はいろいろあるのだと思いますが、1つの大切な考え方として「完成した写真から逆算して撮影に臨むこと」「撮ることと同じくらい写真を見ることを大切にする」というものがあると考えています。

「逆算して撮影を組み立てる」という考え方

http://kazuyami77.com/archives/3770

以前、ブログの方で「逆算して写真を撮る」ということについてまとめてみました。具体例を踏まえて書いてみたので、またお時間があれば覗いてみてください。

簡単に言えば、完成した写真や写真を撮る目的から出発して、イメージを膨らませたり、撮影準備をしていくという方法です。

昔、数学でやらされた証明問題に近い考え方なのかもしれません。
(久しく数学に触れていないので、適当かもしれませんが・・・)

「AならばBであることを証明せよ」というやつですね。

この場合、Aという条件から出発していろいろと式を並べながら、Bという結論を証明していくわけですが、なかなか当時は苦労しました( ;∀;)

そんな中、数学の先生から教えてもらったことが今も記憶の片隅にあったのが、

「逆にBという結果からスタートして考える方法もある」

ということです。Bという結果になるために、一歩手前にどんな前提が来ればいいかというのを逆算する方法です。そしてさらに逆算していくことで、Aという条件からスタートした場合と双方向から考えてみるという方法です。

前置きが長くなりましたが、写真を撮ることについてもこの「逆算する」という考え方はかなり役に立ちます。

自分が完成形だと思う写真からスタートして、構図や光の使い方、撮影に必要な機材、レタッチのテイストなどを読み取って事前準備と実際の撮影に臨むというやり方です。


この方法を取ることで、現場で行き当たりばったりで撮影に臨んでイメージに迷うことも少なくなり、写真の質が格段に上がります。

撮ることと同じくらい見ることを大切に

http://kazuyami77.com/archives/1047

こちらもブログでまとめたことがありますが、写真が上手くなるために撮ることと同じくらい「写真を見ること」も大切です。

見ることとは単に写真を眺めることからさらに進んで、構図や光の使い方、レタッチの方法、撮影者がこめた意図などを読み取ることです。

そしてこの写真を見ることは、自分が撮ってみたい写真のイメージを固めることにもなり、先ほどの「逆算して写真を撮る」ために大切な完成形のイメージを持つことにもつながります。

最初は「この写真のテイストが好きだな」「こういう撮り方は勉強になる」くらいのところからでいいので、多くの写真を見るようにして、徐々に自分独自の視点や撮影イメージを固めていくのが理想です。

スナップ写真など現場で瞬時に撮る写真について補足

最後にスナップ写真など、撮影現場での瞬時の対応が必要な写真について補足させていただきます。

「写真を撮るために逆算で準備しよう」とか「事前準備が大事」と書くと、「じゃあスナップのような瞬時の判断が大事なものはどうなるんだ」と突っ込まれそうですが、僕は「スナップ写真も日々の撮影イメージの積み重ねの上にあるもの」だと考えています。

つまり逆算で準備したり、多くの写真を見てイメージを固めていった経験が瞬発力や直感として発揮されたのがスナップ写真ではないかと思っています。

日々培ってきた構図や光の使い方、自分が撮りたい写真イメージが瞬発的に発揮され、現場の状況判断がプラスされて形になるのが上手いスナップ写真なのではないでしょうか。

まとめ

これまで写真教室に多くの方にご参加いただき感じているのが「写真が上手くなる道筋は人それぞれ」ということです。何か少しのきっかけがあって、一気にレベルアップされる方が多いのですが、そのスイッチがどこにあるのかは人それぞれだと思います。

ただもし壁にぶち当たっている方がいらっしゃれば、今日書かせてもらった「逆算で写真を考える」&「見ることも大切にする」というのが何かのヒントになれば幸いです。

撮影のご依頼・ご相談は

写真教室は↓

石川県写真教室

にほんブログ村のランキングに参加しています。

ブログランキング・にほんブログ村へ