ロケーションフォト撮影の場所探しで大切なポイント7点をご紹介します

  • 2025年4月24日
  • 2025年4月24日
  • コラム

スタジオや室内での撮影ではなく、屋外での撮影を行う「ロケーションフォト」で重要なのが場所探しです。

今回はロケーションフォト撮影の際に、カメラマンがどのように場所を決めているか、そのチェックポイントについてご紹介します。

これからロケーション撮影をお考えのお客様やアマチュアカメラマンの方の参考にもなると思いますので、ぜひご覧ください。

1. 被写体に合った“雰囲気”があるか

撮影する内容や被写体のイメージに合わせて、場所の雰囲気は最も大切な要素です。

  • 家族写真 → 緑豊かで開放感のある公園や河川敷
  • ビジネスポートレート → 無機質で洗練された都会的な背景や、落ち着いた街並み
  • カップルフォト → 夕焼けが見える海辺や、レトロな街並み

まずは、撮影の“目的”や“見せたい世界観”をお客様と共有し、それに合うロケーションをリストアップしていきます。

2,光の条件が良いか

自然光がきれいに入る場所かどうか。日陰や強い影になりにくい場所ではないかを確認します。

時間帯によって刻々と光の入り方、影の出方が変わるため、可能であればロケハン(事前の下見)をして確認できるとベストです。

近年では柔らかく暖色系のイメージやフィルムカメラで撮ったような写真を好まれる方もいるため、そういった写真になりやすい夕方の状況を確認することも多いです。

3. 写真に映る背景の整い具合

撮影時に意外と気になるのが「背景に何が写るか」です。

  • ゴミ箱や電柱、人混みなどのノイズになる要素
  • 商用利用時に注意が必要な企業ロゴや商品名
  • 撮影後のレタッチで消しづらい要素

などを事前に確認します。

一方で、お客様が思い出として残したい背景(学校、神社、街並みなど)がある場合は、その背景を一番美しく見せられる角度・高さ・距離感を考慮して撮影ポジションを決めます。

4,人通りの多さ、プライバシーの確保

お子様連れの家族やビジネスプロフィール撮影などは、人目が少ない静かな場所のほうが安心されます。人が多すぎると落ち着いて撮影できなかったり、背景に知らない人が写ってしまうことも。

平日へと撮影日を変更したり、時間帯をずらすことで解決できる場合もあるため、スケジュール調整が可能ならお客様に打診します。

5. 撮影許可・商用利用の可否

意外と見落としがちなのがここ。
場所によっては撮影そのものが禁止、もしくは申請制となっていることもあります。

  • 公園や施設:要許可、撮影料が発生する場合あり
  • 神社仏閣や観光地:個人利用のみOKで、商用NGの場合も
  • 店舗や商業施設:基本的に撮影NG、必ず事前確認を!

公式サイトや施設管理者に問い合わせて、「撮影可能か」「商用利用可能か」を確認するのが鉄則です。

6,アクセスや移動の確認

お客様が現地に来るための手段や手間を確認します(公共交通機関や駐車場の有無、混雑状況など)

機材の搬入・移動がしやすいかと言った自分側の動線についても確認しておきます。

撮影によっては、着物やドレスと言った移動が制限される服装の場合もあるため、移動手段を別に確保する必要も出てきます。

7,天候の影響を受けにくい場所か

屋外撮影なら、雨天時の代替案を考えておく必要もあります(屋根付きの場所、近くのカフェ、室内施設など)

天候が心配な場合は室内施設の撮影許可も確認しておき、撮影の合間の休憩場所としても利用できるようにしておきます。

まとめ:場所選びが、写真の仕上がりを左右する

ロケーションフォトは、光・背景・雰囲気が一体となって生まれる“現場の空気感”が魅力です。

だからこそ、場所選びは「撮影の半分以上を決める大事な要素」と言っても過言ではありません。私もカメラマンとして思い出に残る写真や広告・宣伝に役立つ写真が残せるよう、最適なロケーションをご提案させていただいています。

これから撮影を考えている方は、今回ご紹介したポイントを参考に、自分らしい1枚が撮れる場所をぜひ探してみてくださいね。

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