外での撮影の日が雨になりそうな時の対応方法を解説します【出張撮影カメラマンが教える】

  • 2021年9月10日
  • 2021年9月10日
  • コラム

出張撮影のメリットとして、好きなロケーションで撮影できることが大きいですが、その反面屋外だと雨の心配はやはり付きまといます。

特に北陸では梅雨や秋の時期を中心に、雨の日が多くなり「撮影日に雨予報が出てしまった」「撮影中に雨が降ってきた」ということもざらにあります(ちなみに金沢は全国で一番雨降りの日が多いそうです・・・)

今日はそんな金沢で活動する出張撮影カメラマンとして、雨の時の外での撮影について対応方法を解説させていただきます。少しでもみなさんが安心して撮影に臨まれるために参考になればと思います。

対応方法は大きく分けて3つ

雨の日の対応方法としては次の3つに大きく分かれます。

①延期またはキャンセル

②撮影を続行する

③室内で撮影できる場所を探す、借りておく

ただし、依頼したカメラマンや撮影サービスによってできないことや、対応がそれぞれ異なりますので前提としては、事前打ち合わせでしっかり確認すること が大切です。

次からはそれぞれの方法についてそれぞれ見ていきたいと思います。

①延期またはキャンセル

まず1つの方法として「延期またはキャンセルを考える」という方法です。

外での撮影の場合、やはり特別なロケーションでしっかりと撮影したいという方がほとんどですので、条件が難しい場合は延期をするというのも1つの大切な選択です。

多くのカメラマンや撮影サービスを見ていても、雨天時の延期については無料または少額の手数料で対応していることがほとんどです。
ですので天気予報が悪いようでしたら、一度カメラマン側に延期を打診してみるのも大切です。

一方でキャンセルに対しては、対応が二分されるようでキャンセル料を請求される場合もありますので、カメラマンに事前に確認と早めの連絡が必須です。

M’s photographyでは、基本的に雨天時の延期を無料でお受けしています。キャンセルについては、事前に雨天時の撮影場所を提案し、代替の撮影が難しい場合は無料でお受けします。
いずれの場合も事前の打ち合わせの際にご希望をお聞きし、撮影日直前の予報も見ながら連絡させていただきますので、ご安心してご相談ください。

②撮影をそのまま続行する

次に「撮影をそのまま続行する」という方法です。

大雨や強風の場合はお客様や機材への大きいため、中止せざるを得ませんが少雨程度で撮影が可能なら撮影をそのまま続行するという方法もあります。

撮影をそのまま予定する場合は、傘(折り畳みやビニール傘など)、タオル、防水のカバン、雨よけのビニールなどをカメラマンとお客様の双方で準備するようにします。

できれば雨風が強まった時に避難できる休憩場所やカフェなどを調べておき、天候が悪化した時に対応できるよう準備しておきます。

若干の余談ですが、着物や暗めの服の場合は雨天の方が雰囲気が出ることもあります。またご希望の写真の雰囲気によっては曇りから少雨の時の方が良いこともあります。

例えば、落ち着いた色の着物の場合は光量が少ない天気の方が反射が抑えられ、雰囲気のある風合いが出ます。関東から金沢に撮影に訪れた有名カメラマンのお話では、乾燥している太平洋側では着物の風合いを出しにくいこともあり、あえて北陸の湿気感を求めて撮影に訪れるこだわりのあるカメラマンも多いそうです。

このほか、木造の街並みや神社・寺で撮影する場合、眩しさが苦手で目が開けられないお子さんを撮影する場合など、光量が少ない雨の日が選択肢の1つになることもあります。

③室内で撮影できる場所を探す、借りておく

3つ目の方法として「室内で撮影できる場所を探すか事前に借りる」という方法です。

カフェやレンタルスペース、撮影スタジオ、美術館や博物館などの公共施設がその選択肢になります。

注意する点としては、

*撮影して良い場所か、どのような写真が撮れるのか事前に確認する

*カフェや公共施設などは他のお客がいる場合があり、迷惑にならないようにする

*事前予約が必要な場合、早めに申請し、キャンセル料なども確認しておく

などが挙げられます。

特にレンタル料が必要な場合は、仮に使用しなくなった時のキャンセルの扱いについては事前に確認するようにしましょう。

また現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入場できない・制限している施設もあります。合わせてご確認ください。

*金沢市周辺で雨天時に使いやすいレンタルスペースをまとめました

→ http://kazuyami77.com/archives/4427

まとめ~天気への対応もカメラマン選びや撮影場所選びのご参考に~

以上、悪天候時の対応方法について簡単にご紹介してきました。

天気が良い日が多く、気候が安定している地域ですとあまり気にならない問題ですが、雨天が多い北陸においては天気にどう対応するかもカメラマン選びや撮影場所選びの大きな要因になると思います。

外での撮影のカメラマン選びの際には、

*悪天候時は延期・キャンセルは可能か。その判断はいつすればよいか。延期料・キャンセル料はかかるか。

*悪天候時に撮影する場合、避難場所や室内で撮影できる場所を知っているか。

*そもそもレンタルスペースやスタジオなどの室内の撮影にするか。

なども参考にしていただければよいのではないでしょうか。

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